

自然環境の中に侵入・定着している外来種を取り除いて、本来の生物相を回復する活動です。外来種の種類や場所によっては、根絶を目標にする場合もありますし、それが不可能な場合には、影響を小さくするために生息密度を低減化します。多くの外来種では、効果的な捕獲・抑制方法が開発されていなかったり、改良の余地を残しています。駆除作業の実践と並行して、「現場で使える技術」の開発に取り組んでいます。
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外来種の中には、釣りや観賞のために放されたり植えられたりしたものや、捨てられたペットに由来するものがたくさんいます。外来種の放逐を法律で規制することも必要ですが、これらを放したり植えたりしてはいけないという道徳を普及することはとても大切です。当工房では、外来種の駆除と並行して観察会や企画展示を実施し、外来種を野に放さないという知識や態度の普及を進めています。また駆除作業を続けていると、駆除することが目的のように思われてしまうことがあります。普及活動の際には在来種を必ず扱って、駆除はあくまでも手段であり、本来の自然を回復するという目的をしっかり示すことが大切です。
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ある場所の自然環境がどんなによくなっても、その隣の池や野原が外来種だらけでは心もとありません。当工房は、効果的な駆除技術や普及活動の方法、あるいはうまくいかなかった事例などを年次報告書等で積極的に公表し、他の機関や個人のみなさまに活用していただくことによって、各地の自然環境保全に貢献したいと考えています。
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そもそも、外来種問題を引き起こしたのは、外来生物ではなく、人間です。当の外来種は、本来の生息地では在来種として生活していました。彼らには何の罪もありません。しかしだからと言って、自然環境を残すためには外来種を放置しておくわけにはいきません。そうは言っても、情けをかけて中途半端な駆除をしていては、繁殖して再び増加してしまいます。外来種を取り除くには、その外来種の繁殖力を上回る駆除圧をかけ、それをし続けなければなりません。しないわけにもいかず、終わるまでやめることができない・・・外来種管理は、そんな活動です。 これらの活動には、多くの場合、国民の税金や寄付金が使われています。本来、もっとほかのことに使われるべき資金や労力で、本来いないはずの生物を回収しなければならない活動・・・。外来種を野外へ放すことは、社会にとって非常に大きな損失なのです。
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