
淡水池・汽水池を鳥類の生息地として維持するための作業です。
当工房は植生管理に関する調査・計画・施行・市民参加行事の企画運営を受け持っています。

ヨシ原は、繁殖や休息の場として、オオヨシキリ、クイナなどのさまざまな鳥類に利用されています。一方で、ヨシ原が拡がって干潟や水面が失われると、シギ・チドリ類やカモ類の生息環境が無くなってしまいます。限られた面積の鳥類園でさまざまな鳥類の生息環境を保全するためには、
拡大したヨシ原を刈って干潟や開放水面に戻す必要があります。
またヨシ原が発達すると、群落内に枯れている個体が増えたり、植物体が堆積して陸化が進んでいきます。ヨシ原という環境を維持するためには、
ヨシの刈り払いと運び出しが欠かせないのです。刈り払いの頻度を調節することで、さまざまな密度や高さのヨシ原を成立させ、池の環境と水鳥の生息地を保全することができます。

ウォッチングセンターでは、鳥類園で観察できる野鳥や植物などの自然情報を紹介しています。
9:15〜16:30の間は常時開放されており、自然情報ボードや展示を見ることができます。土・日・祝日には
NPO法人 生態教育センターのスタッフが常駐し、解説や行事の開催を行っています。